井上洋治著作選集7 まことの自分を生きる/イエスへの旅
遠藤周作と志をともにし、日本人の心の琴線に触れるイエスの教えを模索し続けた井上洋治神父の著作選集、第2期第2回配本!
自らの心の友、宮沢賢治、松尾芭蕉、西行、良寛を師イエスに紹介する思いで綴る『まことの自分を生きる』と、自身の経験から日本の福音宣教のあり方を探求した『イエスへの旅』を収録。ロシア文学者・安岡治子と、現代作曲家・松村禎三によるエッセイも収める。
第一部 風のなかの想い
第一章 イエスの福音と日本のタテ社会
第二章 罪と恥
第三章 キリスト教的罪意識と自然
第四章 罪と美的倫理感
第五章 無記名のキリスト者
第六章 日本人はキリスト者となりうるか
第二部 福音と文化の問題
第七章 原始キリスト教においては福音伝道はどのようになされていたか
第八章 キリスト教における一致と多様化をめぐって
第九章 日本の福音伝道はいかにして可能か
第三部 福音書─このイエスの母のようなまなざしによる赦しと回心の物語
あとがき
《寄稿エッセイ》「井上洋治神父と東西キリスト教の出会い」(安岡治子)
《再録エッセイ》「感じとれた自分の『風』」(松村禎三)
見えない言葉と聖霊の洗礼(若松英輔)
解説(山根道公)